巷にはたくさんの格闘漫画があふれていますが、どれも天才・超人たちがド派手な技で敵を倒すファンタジーなものばかり。
そこで今回は、これから格闘技を始めたい人やケンカで強くなりたい人の参考になる、リアルな格闘漫画をご紹介します!
ホーリーランド
ひきこもりの少年が家でずっとボクシングのマネをしていたら強くなり、ストリートファイトの世界に足を踏み入れるというトンデモ設定の作品ですが、道場では知ることのできないケンカならではのテクニックをたくさん紹介してくれます。
空手、柔道、剣道、レスリング、少林寺拳法などいろいろなスタイルのケンカ屋が出てきますが、作者はどの格闘技もしっかりと取材して書いているようですね。
「路上で柔道はマジヤバイ」という名言はこの作品が元ネタです
ツマヌダ格闘街(ファイトタウン)
格闘技を全くやったことのないひ弱な青年が、ひょんなことからストリートファイターとしてデビューしてしまう。
古武術の達人であるメイド少女が、タックルの決め方やパンチの打ち方など素人でもすぐに使える実践的なテクニックを一つずつ解説してくれます。
これを読めば古流柔術の闘い方、基本的なエッセンスが理解できると思います
拳闘暗黒伝セスタス
今から2000年前のローマ帝国で、コロシアムで戦わされていた奴隷の少年セスタスの生涯を描く作品です。
主人公がやっているのは”古代ボクシング”といって関節技や掌底もある総合格闘技。
作中ではボクシングというものを科学的に分析して、どのようなトレーニングをしたら強くなるかというウンチクが満載です。
リクドウ
ボクシングで日本チャンピオンを目指す青年の物語。「はじめの一歩」「あしたのジョー」といった有名ボクシング漫画にありがちな誇張やケレン味がなく、あくまでリアルな試合を描写しています。
ストーリーのほうはダークで読むのが辛くなる場面もありますが、これを読むたびに”自分ももっと強くならなければ!”とモチベーションを上げてくれます
空手小公子 小日向海流(からてしょうこうし こひなたみのる)
大学生から空手を始めた主人公が、空手やキックボクシングの試合で活躍していく物語。
立ち技系の格闘技での、技の駆け引きがリアルに描写されています。
本作は完結しましたが、今は主人公が変わった続編の「空手小公子物語」が連載中です
オールラウンダー廻(めぐる)
修斗という総合格闘技にのめり込んでいく高校生の物語。
グラウンドありなので、試合では投げ技や絞め技、関節技の攻防もあり動作一つ一つが緻密に描写されていて見ごたえ十分です!
内容は地味ですが、総合格闘技での格闘理論が丁寧に描かれるので、これから総合を始めたい人にはとても勉強になります
拳児
八極拳を極めようとする少年の成長を描くストーリーで、他にもいくつかの中国拳法が紹介されます。この作品は有名な武術家が原作をしているので、技の描写がとても正確ですね。
中国拳法は地味だし格闘技の試合では活躍できませんが、
武器の使用や急所攻撃、多対一なども当たり前の、ルールのない状況で戦うための技術です。
作中に出てくる「千招(多くの技)を知る者を恐れず、 一招(一
喧嘩商売
主人公の佐藤十兵衛は頭の回転が早くてとにかく卑怯。自分より強い相手を口八丁で騙し、罠にはめて勝利を掴みます。
ケンカでは、強さ自体よりも戦略が大事。有利な場所で戦えるように誘導したり、周りにあるものは何でも利用したり、事前の仕込みと段取りに全てがかかっている…そんな現実を教えてくれる作品です。